野志克仁
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「おもてなし日本一のまち」を目指しています
2016/06/14

松山市は、3年前の平成25年3月に
松山商工会議所、
瀬戸内・松山構想推進会議と一緒に
「おもてなし日本一のまち」を目指す
宣言をさせて頂きました。

滝川クリステルさんの
東京オリンピック誘致の「おもてなし」より
半年前でした。
(先に言ってて良かったです・笑)

発端は、平成25年1月に、
私、東京の大手旅行会社の社長さんに
松山観光のセールスに行っていたところ、
その社長さんから
「道後さんの特徴って何だと思います?」
と言われました。

「そうですね、建物も良いですし、
歴史も、泉質も良いですよ」

「市長さん確かにそうなんですが。
道後温泉では風呂上りに  
2階の大広間で、お茶とお茶菓子が
出てくるサービスってあるでしょ。
あれですよ。  

全国へ行くと
凄い湯の量の所ってあるでしょう。
湧出量では勝てない。
でも全国どこでも、あんな大広間で
お茶とお茶菓子が出る訳ではない。  
あれですよ、
松山さん、道後さんの売りは」

社長さんとの会談を終え、
移動中に、松山市役所の観光課の責任者に
電話。

「社長さんとこんな話をしたんだけど、お接待とか、おもてなしで
松山が伸びる可能性を感じるんよ。
なんか、出来んかな?」

職員の皆さんが一生懸命考えてくれて、市役所だけの宣言では定着しない。
わずか2ヶ月後には、民間さんと一緒の
「おもてなし日本一のまち」を目指す
宣言をさせて頂きました。

観光は、裾野が広い産業で、
陸、海、空の交通業は利用しますし、
ホテル・旅館の観光業、 飲食業、
その材料は農林水産業、
建物のハード整備をしようとすると建設業、 泊って欲しいと広告業、
浴衣・ふとんのクリーニング業、
おみやげ業も。


松山市の1年間の観光客数は、
最新の数字で580万人。
推定消費額660億円。
過去15年で最高の数字です。

ほんの小さな事で良いんです。

旅行かな?と思われる方が、
道に迷ってそうだったら、
「どこかお探しですか?」

道後温泉本館前で、
一人ずつ写真を撮っていたら
「写しましょうか?」と
私達が声をかければ、
本館前で一緒の記念写真が撮れる。

四国88か所の札所、四国の市町村で
最も多く集まっているのが、松山市。
8か寺も集まっています。

今は、自家用車やバスで回ることが出来ますが、
以前は歩いて回るしかない、
命がけの旅でした。
そんな命がけのお遍路さんを数多く見て、無償の愛である、 見返りを求めている訳ではない「お接待」をしてきたのが 松山の方々です。

伝統的に優しい気持ちを持っている。 我々世代で、その良さを絶やしてはいけない。
そんな思いで、「おもてなし日本一のまち」を目指す宣言をさせて頂きました。

来年は、
子規さん、漱石さん生誕150年。
また、愛媛国体。国体後には、
全国障がい者スポーツ大会も行われ、
多くの方が松山に来られることが
予想されます。

小さな事からで良いんです。
松山市民の皆さん、
経済効果もある「おもてなし」です。

「おもてなし」、
よろしくお願いいたします

写真は、松山空港の看板です。

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